福島区 夏 まちなか被災シミュレーション

■2012年9月15日、Ver.3「大阪・福島区」(野田阪神~下福島公園界隈)
古くからの商業地でもあり最近はタワーマンションが乱立する古くて新しいまち。
松下幸之助創業の地や戦前から残る古い町並みを見学中に地震発生!ほとんどが土地勘のない参加者が地図や広域避難所の標識などを探しながら、移動。避難所についたものの段差があり、中に入るには制約を感じる場面もありました。
途中、スコールのような大雨に見舞われたり、スタッフが謎の腹痛(という設定)で路上で動けなくなるハプニングもありました。

当日はスタッフ9人+参加者24人。
電動車いすの人やストレッチャーで介助者3名体制で参加された人など、様々な状況事情を抱えた人も多数参加。

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みんなありがたいことに野田阪神に地縁のない方ばかりが集まってくれました。
スタッフ3人+参加者8人づつ3つの班に分かれて、スタート。
我が班は、まず野田阪神名物「松下幸之助」の石碑を見学に。
ある小さな公園にこの石碑はありました。
そこで地震発生。
発生時には、僕らは津波や火事、地震の正確な情報などわかるわけがありません。
まずどうしようか・・その石碑の横に周辺地図があり、高校が近いことがわかった。
よし高校へ向かおう!!で、高校に着くものの校門がわからん。
どうにか校門にたどり着いたものの、20段以上ある階段がそびえ立っていた。
じゃあひとつのヒントとして、広域指定避難所という言葉を参加者に伝える。
調べると大きな公園が指定されていることがわかった。
現在地から約2.5km。無事にたどりつけるのか!?

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班のなかで、坂道や車の往来などを確かめながらストレッチャーの方の負担やペースを配慮しながら、小一時間かけて広域指定な公園に到着。
3つの班が到着したところで急な雷雨に襲われました。
なんとか隣接している公共施設に避難したので、濡れずには済みました。
公共施設で障害当事者の人たちは、トイレや水分補給、呼吸器バッテリーの充電。
混みあっている公共施設ロビーは、さながら避難所。
幸い雨は30分であがり、そこからおおさかNPOプラザへ。
途中、スタッフのMさんが急な腹痛で道端で動けなくなるアクシデント発生。
これは尿道結石じゃないか?参加者みんなで寄り添い、状況確認、判断をしました。僕らスタッフや通りがかりの人もみんなで心配しながら、役割分担。
(この企画解散後、これもプログラムだったことが発覚)
そんなこんなことも踏まえて、振りかえり。
知らない街でもこのようなシミュレーションを繰りかえすことで、いざというときにどのようなことを押さえればいいのかを確認しあうことができました。

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<写真>
今回よりスタッフは全員アロハ着用となりました。

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