■2015年2月11日、Ver.8(特別編)「梅田地下街」
60名弱の参加者が集まった梅田地下街編。
車いす、盲導犬を連れている、ストレッチャー、小さなこども連れ、自閉症、妊婦、二日酔い等それぞれ事情を抱えているみなさん。それぞれ4つの班に分かれて、地下街で買い物中に災害発災。
1時間でできるアクションをということでしたが、避難情報が皆無なことや地上に上がる困難さ、人の多さにみんな正直、思考停止しました。
予想はしていたものの、地下街で生き延びるのは本当に大変と実感!
地下街で困難なのは<移動困難>である電動車いすユーザーだけだと本人たちも主催者も思っていた。
しかし、最初にあきらめます・・・・と言ったのは、パニック障害を持つ息子さんと参加された親子連れ。
「これだけ人が右往左往、錯綜しているなかで私たちはふたりで抱き合って座り込んで、あきらめます。」
次に盲導犬と参加された女性。
「盲導犬もこの混乱のなかで正しい移動が出来なくなります。この子と立ちつくしてあきらめます。」
<移動困難>だけではなく、<状況判断の困難>や<情報収集の困難>もありえることを改めて実感。
また障害当事者も自分だけが<困難>なのではなく、いろんな人それぞれに<困難>があることを気づかされた回となりました。