【反省:月はどっちにでているの?打ち上げが楽しすぎる功罪】
意外にもやっていなかった事務所のある地元大国町。しかも今回は夜開催。
28名が参加されたのだが、今回は参加者に鍋をつくってもらいました。
2つの班に分かれ、スーパーに買いに行くチームと調理をするチーム。
その最中に災害発生。
土地勘のない密集した住宅地からどう脱出するのか、広い公園や学校に逃げられるのか。
大国町から約1kmの大阪市内の高台である上町台地までどのくらいで辿りつくことができるのか。(大国町が海抜2m、天王寺動物園が6m、一心寺が16m、谷町筋を越えた四天王寺が海抜22m)
火災や津波を想定しての避難になるのだが、住宅密集地では住民の混乱のなかでどう情報を収集するのか。今回は夜間であったため、弱視の参加者には見えづらい場面が多かった。
坂道を1km登るのだが、みなが同じ方向へ先を争いながら逃げるため、車いすの人や土地勘のない人(福井県からの参加)がどれだけ躊躇せずに逃げることが出来るのか。
専門家の話では、御堂筋を災害時に歩いて進める速度は時速1kmが精一杯とのこと。
今回の大国町編を活かして、3月にうちの障害者デイサービスで被災したらというシミュレーションを題材にしたグループワークを開催します。
終了後は鍋をしながら、参加者やスタッフの交流や親睦を深めました。
<視覚(視野と暗いところ)弱視の参加メンバーからの感想>
夕暮れ時スーパーに向かい、途中から電動車いすの方に、後ろの持つところを
持つことを提案してもらったので、お言葉に甘えて。
電動車いすのタイヤから伝わってくる振動が、私の手に伝わってきて、白杖のように必要な情報が取得できた気がしています。
人の手引きとは、また違った種類の安心感が、あるような気がします。
車椅子に乗ってる方は、ずっとその振動を受けるという事ですよね、きっと。
買い物を終えたら、震災が起こった事になって、シミュレーションを開始しました。
街は薄暗くて、夜盲の私は、自ら電動車いすの方のハンドルへ(笑)
街の中にある標識や地図を、みんなが探して、地域の学校に向かいました。
学校と言われても、暗闇の学校は、私は素通りしてしまいそうな建物でした。
二斑のシミュレーションの報告をし合って、鍋パーティが始まりました。
私は二回目の参加なのですが、初めて出会う方や、久しぶりにお会いできて楽しかったです。
またの機会参加したいです。京都でも是非、やっていただきたいです。
大国町は、海抜2mで、、、という話を聞いて、今回初めて、私の頭に
「海抜」と海抜を示す標識があるらしいという事がインプットされました。
先々週の<お出かけ>ボランティアやアメニティ、今回のまちなかでもそうなんだが、本番中にやったことももちろん大切なことなのだがその本番では出来なかったこと、漏れたことにも深い意味があって。
要は最近、打ち上げが楽しくて仕方がない。本番で100出せないのはわかっているが、これでいいのかとちょっとは反省している。
自分的にアメニティでやった本編のスピンオフ。あそこがすごく大切な対話の場だった。実際に福祉現場で活かせるような生の話しをいろんな人としたい。
打ち上げやスピンオフをメインにして、本編を問題提起にする本末転倒な企画でもいいのかも。