先輩サポーターのstory

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ヘルパー資格講座会場にて、
優しい笑顔で、熱く介助について語る椎名保友さん。
これまで、延べ2,000 人以上の講座受講者を
ヘルパーとして送り出してきました。

■人とかかわりあう仕事に惹かれた

僕が「パーティ・パーティ」に入ったのは24歳の夏。
大学卒業して、学校向け芸術鑑賞の営業職に就きましたが、
当時、学校週休2日制の施行で芸術鑑賞のような行事が減り、
仕事が物足りなく感じていました。

色々なバイトや経験をした学生時代が懐かしい・・・
何気なく買ったアルバイト雑誌に
『障がい者の生活を応援してみませんか?』

「人とのかかわりでやる仕事だから、僕に向いてるのでは!」
これが、パーティ・パーティとの出会い。

■仕事を教えてくれたのは・・

なんの予備知識も心構えも無く入った介助の世界。
当時は、ヘルパーの資格制度も確立されていない頃。
整った研修制度もなく、社会経験も浅く、家事もできない僕。

「いったい、僕は何の役に立つのだろうか?」

そんな僕に仕事を教えてくれたのは、
利用者である障がい者さんでした。
前提知識のない僕は「そういうもの」と思っていましたが、
普通、お客様から仕事を教えてもらうなんて、ありえないですよね。

パーティ・パーティには、
『障がい当事者は、利用者であると同時に
介助者を育成する役割を担う』
の相互扶助の精神があるのです。

初めてのお風呂介助では、
「言うとおりにしてくれたらいいからね~」
言われるがままに手足を動かし、僕が汗だくに。

初めての宿泊介助は、50音表と目線で会話する男性。
「ふ・と・ん・だ・し・て」
「えっ、布団?どこ!?」
あっち?こっち?と指差しながら、家中を探し回った。

無事朝を迎えたときは、心底ホッとしました。

■生きていくことを一緒に考えることの大切さ

サポーターをはじめて3年目。
僕は営業の仕事を辞め、パーティ・パーティのスタッフとなり、
パーティ・パーティの最大のテーマである
” 一緒に支援してくれる人たちを育てる” と向き合うことに。

ヘルパー講座では、ヘルパーの心得やスキルを習得することはもちろん、
この講座で出会った同期とのネットワークづくりが重要です。

各事業所での人間関係が縦とすると、
同期のネットワークが『横』。
この『横』のつながりは、ヘルパーの仕事を続けるうえで
必ず大きな支えになるのです。

障がい者介助の現場では、毎日違うことが起こり、
都度自分が判断して対応する。
マニュアルを覚えて仕事をするのではありません。

障がい当事者のこれまで生きてきた価値観を理解すること、
そして、今生きていくことを『一緒に考える』ことが大切なのです。

「日々、気づきや学びや遊びがある愛すべき職場ですね、
パーティ・パーティは」

椎名さんのある1日のスケジュール朝昼
9:00 … 事務所に出勤。スタッフとの打合せや利用者さんとの情報共有。
13:00 … 書類整理や文書作成、報告などの事務作業。
16:00 … デイサービス利用者さんの帰宅のため送迎車に同乗。
18:00 … 若手スタッフとのミーティング

※土日にヘルパー講座講師や東北被災障がい者救援イベントスタッフの活動実施。
(振替休日を取っています)

パーティ・パーティの考える「支援」とは、
「利用者の支援」と同時に「支援者の支援」を意味します。
そのテーマに真剣に向き合って来た椎名さんは、
利用者、介助者を含めた、全ての人との関わりを通して、
一緒に考え、学ぶという事を大切にし、
講座やイベント活動などを行っています。
講座講師や被災地救援活動、管理者として多忙な毎日ですが、
椎名さんは「人とのつながり・関わり」をいつも大事にしている、
と感じています。