古川 淳一 さん

福岡生まれの九州男児。8年間のサポーター(アルバイト)期間を経て、スタッフに。誰よりも現場に入り、誰よりも介助が好きな自信が今の自分を形成しています。

祖母と同年代くらいの方々に可愛がってもらったのが福祉に興味を持ったきっかけ

以前は飲食店で調理士として10年働いていました。仕事を辞めようか悩んでいる時に祖母の調子が悪くなり、帰省。元々お祖母ちゃんっこだったが、その時お見舞いに行った先で祖母と同年代くらいの方々に可愛がってもらったのが福祉に興味を持ったきっかけでした。

無資格・未経験でも募集していたパーティに応募し、面接を終え、サポーターとして働く事になりました。しかし、いざ働いてみると、高齢者の介護だと思っていた介護現場が、障がい当事者の介助で衝撃を受けたことをいまでも鮮明に覚えています。

「いつもありがとうな」「しんどいとは思うけど、時間かかってもいいから、また戻ってきてほしいんや」

サポーターを8年間。2016年からスタッフとして働き始めて私は、介助現場に魅了されていました。当たり前かと思われるかもしれませんが、現場事で介助内容が異なり、また障がいも違い、コミュニケーションの方法も違う。まさに十人十色とはこのことだと。この仕事を始めて15年以上になりますが、今でも介助現場に出続けられるのは、その魅力のお陰かもしれないですな。

ただ、しんどくなった時期もあり、プライベートの悩みと介助の悩みが重なってしまい、気持ちが切れ、現場に穴を開けてしまったんです。その結果、退職も考えてのですが、周りのフォローもあり、なんとか持ちこたえることができました。

今でも忘れられないのが、自分が穴を開けた現場の利用者から連絡があり、正直連絡を取る事すら怖かったのですが、「いつもありがとうな」「しんどいとは思うけど、時間かかってもいいから、また戻ってきてほしいんや」この言葉に自分がどれだけ助けられたか。自分でいうのもなんですが、自分が努力したこと、向き合ってきた事が実る瞬間が本当に魅力だなと感じました。

利用者とサポーターの架け橋に

普段はコーディネーター業務をしています。利用者とサポーターの架け橋になり、シフト調整やニーズに合わせた介助を考えたり。。。あとは主に人材育成や採用時に行われる研修、それに現任研修に力をいれていますんね。もちろん介助現場にもガンガン出ています。

事務所スタッフからのコメント

介助を通じて、利用者さんとの関係を深めている古川さん。
利用者さんの生活をどう支えていくかをサポーターさんと一緒につくっていく古川さんのコーディネーション。
介助者のキャリアのなかでケガの経験もあり、サポーターさんの身体の使い方や腰痛などの相談にも乗ってくれます。

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