市民と中学生との連携~伊丹市 まちなか被災シミュレーション

■2013年9月1日、Ver.5「兵庫県伊丹市」
伊丹市では地域住民のみなさんが率先して、地域防災に取り組んでいます。

今回は初めて地域団体の方からのお招きにより共催で実施。夏休み最後のため、地元の中学生の協力も得て、私たち外から来たスタッフや参加者も含め、いろんな立場の人たちの目線で伊丹の地域防災を確認することができました。
阪急伊丹駅前~JR伊丹駅前まで散策。阪神大震災で大きな被害を受けたものの、すっかり復興した街の様子を見ながら、避難情報などまちなかでの道路標示や避難経路について車いすのメンバーも含めてチェック。ふりかえりでは地域のみなさんと外部から参加したメンバーを地元中学生が取りまとめて、発表しました。

(レポート)
「まちなか被災シミュレーション@伊丹」~毎日新聞に載りました。
昨日は悪天候のなか総勢44名の方が集まり、伊丹の市街地を地元住民、市民ネットワークの方々、中学生と大阪からやってきた我らアロハーズで大地震が発生したことを想定して、さまよい歩きました。
日頃使っている生活圏内も車椅子を使っている人と一緒だと坂の傾斜や道幅、路面等、制約や困難な箇所を実感することができたとのこと。
次回は雪積もる三田が候補になりそうです。

障害者が外出時に災害に遭うケースに備えようと、伊丹市立有岡小学校区の住民と障害者ら約40人が1日、避難訓練に臨んだ。参加者らは車椅子10+件使用者と一緒に、JR伊丹駅から同小学校までの約1キロを歩き、安全が確保できる避難経路を確認した。
 自治会や民生委員らでつくる同校区の「地域福祉ネット会議」(吉井正代表)が、災害時に障害者も安心できるまちづくりを、と実施。大阪を拠点に各地の街中で障害者の避難訓練に取り組む「まちなか被災シミュレーション実行委」と共催した。
 避難訓練はJR伊丹駅周辺で震度7の大地震が発生した、との想定。参加者は三つのグループに分かれ、「ガード下は倒壊の危険があるから避けよう」「急な坂道は迂回(うかい)しよう」などと声を掛け合い、同小までを歩いていた。
 吉井代表は「地域の障害者はもちろん、たまたま外出先で災害に出くわした障害者の人たちも誘導できるように備えたい」と話していた。

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