まちなか被災メンバーでUSJ

■2015年9月23日 まちなかメンバーでUSJバリアフリーチェック

前回の中之島編のときに、大学生から「ユニバーサルスタジオとユニバーサルデザイン」で卒論を書く協力をということで、行ってきました。
電動車いすユーザーやヘルパー利用で車いす利用者、視覚障害者、小さなこども連れというメンバーに集まってもらい、総勢12名。

実はいろんな障害者団体さんがUSJと話し合いの場を持ちたいという話も僕らの周辺ではなっている。
そんなこともあっての急遽なスピンオフ企画。

当日はいろいろ起こりました。
数年前まで電動車いすで乗れていたのに、今回は車いすの大きさが規制にひっかかる。
歩行に困難がある人に「もし乗っているときに災害等のアクシデントがあったら救出が厳しいのでこちらには乗れません。」
持ち物をすべてここに置いてほしいので、白杖も置いていってほしい。
(首にカラーを巻いてる)「すいませんが、首が悪いと思われる方は・・・」「外したらOK?」「はい」

なぜこういうことが起こるのか・・障害者や差別についての研修はどうなのか。事故や怪我があった場合に施設者(遊園地側)ばかりが責められるところからこうなっているのか。

最後に、外国の場合は自己責任。
ハンディキャップに対し、乗り物の座席に着くまでのフォローはスタッフがします。
しかし乗ってからのことは一般ユーザーと同じでなにかあった場合も自己責任。乗るかどうかはあなたが決めてください。

まあまあとはいえ、まちなかメンバーでこんな普通のレジャーをするのは新鮮で楽しかったですね。

ハリーポッター城。
詳しくは書きませんが、ジェットコースターには乗れないが城のなかを観たい。
ええっと、ジェットコースターの入り口までエレベーターだから城のなかは観られないです。
城のなかを観たい場合は階段を歩くしかないです。
・・あれっ?他にもルートあったはずですが?

ありました!うちの息子たちも身長制限でジェットコースターに乗れないので、一緒に城のなかを観ることを初めて出来ました。

でも感じたことは、USJの課題でもある、日本のテーマパークの課題でもあるけれど、日本人の課題であることが一番根底にあるんじゃないかな。親切なんだけど冷たい。個々の気持ちはあるけれど接客で出せない。偏見や差別はないと思っているが文化の違う人たちに対する視野が広くない。

難しいな、だけど世の良識は刻々と変わってきている。
とはいえ、まちなかメンバーでこんな普通のレジャーをするのは新鮮で楽しかったですね。

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