岸和田 まちなか被災シミュレーション

岸和田にはだんじりがある。
イメージかもしれないがそのコミュニティの力がやはり強み。

岸和田の特徴といえば、だんじり。いざというときにつながれることが強み。しかし新住民がみなだんじりに参加しているわけではない。駅前や商店街にいる人たちはほとんどが地元の人。だが、最近は観光客もいる。
海沿いのまちであるが、すぐに犬鳴山など山深い地域もある。
もし南海トラフがあったとしたら、被災地でもあるが泉州地域の拠点となり、和歌山などへの支援の足場となるまちでもある。

ここ数年、災害時の住民と障害者の避難についてご協力してきた岸和田。岸和田の障害者団体「自立生活センター・いこらー」さんの音頭で岸和田市社会福祉協議会やいろんな地域住民・自治会と一緒に開催しました。
大阪府下の障害者たちや地元の住民のみなさんが31名参加。
だんじりや古い酒蔵などを観光しているときに災害があったら。という展開で避難行動しました。
やってみて感じたのが、道路。海から遠ざかるのか、高い建物に登るのか。避難するときに使える幹線が限られているため、自動車で溢れかえる。徒歩や車いすの人が避難する際に通れるスペースはあるのか。
路地はだんじりがあるので、広くはあるが真っすぐ抜けることが出来る道は少ない。
またところどころに、海抜〇〇mを表す標識はある。ただ避難できる公園や小学校を示す標識はあまりなかった。

まちのつくりや海に面しているという災害時の想定をだんじりでつながりのある地域住民の力がどう対応するのか。
僕は岸和田のまちだけで完結するのではなく、よその地域からの岸和田のイメージや知名度も意識したうえで災害が起こったときに岸和田でしなければならないこと。
岸和田が周辺に対してできること。ただの被災者であるだけではない岸和田の強みと役割について「まちなか被災シミュレーション」を行いました。

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