イベント開催スケジュール
NHKETVバリバラ まちなか被災シミュレーション 大阪淡路2018. 02/20 (火)
【こんな真冬にアロハかよ〜寒いからコートの隙間からアロハシャツ】
いろんな経過のなかでバタバタ一週間でやったテレビ向け企画。
いつもの「まちなか被災シミュレーション」のスピンオフ。
それでも視覚、聴覚、言語、移動に困難な事情あるメンバーが商店街で店や道行く人とコミュニケーションを図り、行き先を見い出す。
そのやりとりを地域の人が受け止める。
テレビを通じて何をしたいのかと言えば、今日は自分のことを言語化できるメンバーだったが、実はそうじゃない人の方が大半。
でも、地域の人も障害当事者も日頃から暮らし、日常的に出会う(慣れる)ことからじゃないかな。
障害者を全然まちで見かけない地域への問いかけとして今回やってみた。
【バリバラ・・「まちなか被災シミュレーション」2018年3月4日(日)午後7時~7時半 ETV】
番組リンク
「まちなか被災シミュレーション」がバリバラで放映されます。番組の前半が災害時の要支援者名簿作成が遅々として進まないこと。
番組の後半で外出時に被災した場合に障がい者が避難時どのようなことが困難となるのか・・ということで特集されます。
また番組宣伝として、3月2日(金)NHK「おはよう関西」のなかで午前7:50~の枠で「まちなか被災シミュレーション」の取り組み紹介されます。
ぜひご覧&みなさんのまちで「まちなか被災シミュレーション」を!!
よろしくお願いいたします。
吹田市五月ケ丘北町会×ラコルタ×まちなか被災シミュレーション2018. 02/13 (火)
まちなか被災シミュレーション 吹田市五月ヶ丘北町会編
2018年2月12日(月祝) 山田下第三遊園
運営者:11名 参加者:9名
前夜は大阪では珍しく雪が降り、当日もところどころで雪が舞う大変寒い中での開催。
吹田市の閑静な住宅街「五月ヶ丘北」町会さんからのご提案で、ラコルタさんのコーディネーションの下、まちなか被災シミュレーションを実施。
吹田市民の参加者が3人。千葉県からの参加者も4人。運営するアロハーズは吹田市出身者、近隣在住者が半分。初めてこの地域へ来たメンバー半分。
車いすユーザーや視覚や聴覚に障害のあるメンバーも参加。
10名1組で2チームに分かれる。
地震が発生。そこにいるみんなで30分間避難行動を行なう。
Aチームは小学校。Bチームは広域避難所(公園)を目指す。
住宅街で被災。一階が車庫など崩れる可能性があるマンションなどもある。
周辺に災害時や避難に関する看板などの情報があまりない。
避難するとき、住民は徒歩か自転車か車移動か?
土地の状況的に津波の想定はあまりない。
火災や建物の崩壊を想定する。
住宅街のなかでどこに逃げていいのかがわかりづらい。
街灯が少ないように思われる。夜間の避難時には要注意。
※町内会の地図を探し、現在地を把握。まちのかたちと道を把握。目的となる避難所を把握。
小学校or公園を目指す。
ゆるやかに坂道が多い。車いすを押す介助者の体力消耗。
短い距離の移動ながらも高低差が多い。歩道の状態がよくないため、道路が浮き上がる可能性が高い。
住民の移動困難者、ケガ人の移動や搬送が負担大きい?
戸建ての住民とアパートの住民との温度差。世代間のつながりはどうだろうか?
・・・実はこの地区には障害者作業所がいくつもある。福祉施設もある。阪大留学生寮もある。ここらへんとの連携や意識をどう持つか。助ける&協力してもらう関係性を築くことも重要課題。
災害と障害者~過去の支援から学ぶ&スマホアプリの可能性2018. 02/05 (月)
本日はBCP研究会特別企画。
1980年代より国際的な紛争地や広域災害地での現地支援を行ってきた大阪大学の塚本先生をお招きしての学習会&BCPメンバーとのディスカッション。
情報をどう集めるか、どう整理するのか、想定外を想定するのかしないのか。
阪神淡路、インドネシアの津波、東日本大震災の事例を改めて聞く。
・大阪にはいま海外からの旅行客や移住民が激増している。多言語対応だけではなく災害時にも「おもてなし」の姿勢も問われる時代。
・「どこにどう逃げるのか」学校や地域、職場、家庭で3か月に1回ディスカッションを繰り返す。
・津波、30cmで歩行不能。50cmで車も運行不能。ドアを開けられず、車内で溺死する前に車を乗り捨てる決断。
・小学校から避難。屋上か裏山か。次の行動に動きやすいような決断。
・阪神淡路大震災の体育館。4500人が避難。おにぎりが3個入りパック×600個
どうしようかとボランティアみんなの決断は鍋にまとめて雑炊にする。
情報共有や安否確認の課題整理は日頃の関係性がベースとなる。
素敵なマニュアルをコンサルにつくってもらうのではなく、みんなで整理したり見直したりした情報をコンサルにまとめてもらう。
まずできることは何か・・3つだけ挙げてみる。
これらの話の後、スマホやアプリ、SNSを活用して障がい者、支援者は実際活用できるのか?
シンプルに無償提供?~ボタンを押して、GPS機能があればいいのでは。
障がい者が障がいの説明をするのではなく、災害に遭遇して「いまどのような状況なのか」ということをどう伝えることができるのか。
多言語対応がテーマのアプリではあるが、災害時の困難には言語+障がいや負傷もあるかもしれない。
スペシャルニーズを相互フォローしあう必然がこれから問われている。