イベント情報

イベント開催スケジュール

岸和田 まちなか被災シミュレーション2015. 12/13 (日)

岸和田にはだんじりがある。
イメージかもしれないがそのコミュニティの力がやはり強み。
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岸和田の特徴といえば、だんじり。いざというときにつながれることが強み。しかし新住民がみなだんじりに参加しているわけではない。駅前や商店街にいる人たちはほとんどが地元の人。だが、最近は観光客もいる。
海沿いのまちであるが、すぐに犬鳴山など山深い地域もある。
もし南海トラフがあったとしたら、被災地でもあるが泉州地域の拠点となり、和歌山などへの支援の足場となるまちでもある。

ここ数年、災害時の住民と障害者の避難についてご協力してきた岸和田。岸和田の障害者団体「自立生活センター・いこらー」さんの音頭で岸和田市社会福祉協議会やいろんな地域住民・自治会と一緒に開催しました。
大阪府下の障害者たちや地元の住民のみなさんが31名参加。
だんじりや古い酒蔵などを観光しているときに災害があったら。という展開で避難行動しました。
やってみて感じたのが、道路。海から遠ざかるのか、高い建物に登るのか。避難するときに使える幹線が限られているため、自動車で溢れかえる。徒歩や車いすの人が避難する際に通れるスペースはあるのか。
路地はだんじりがあるので、広くはあるが真っすぐ抜けることが出来る道は少ない。
またところどころに、海抜〇〇mを表す標識はある。ただ避難できる公園や小学校を示す標識はあまりなかった。

まちのつくりや海に面しているという災害時の想定をだんじりでつながりのある地域住民の力がどう対応するのか。
僕は岸和田のまちだけで完結するのではなく、よその地域からの岸和田のイメージや知名度も意識したうえで災害が起こったときに岸和田でしなければならないこと。
岸和田が周辺に対してできること。ただの被災者であるだけではない岸和田の強みと役割について「まちなか被災シミュレーション」を行いました。

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まちなか被災メンバーでUSJ2015. 10/30 (金)

■2015年9月23日 まちなかメンバーでUSJバリアフリーチェック

前回の中之島編のときに、大学生から「ユニバーサルスタジオとユニバーサルデザイン」で卒論を書く協力をということで、行ってきました。
電動車いすユーザーやヘルパー利用で車いす利用者、視覚障害者、小さなこども連れというメンバーに集まってもらい、総勢12名。

実はいろんな障害者団体さんがUSJと話し合いの場を持ちたいという話も僕らの周辺ではなっている。
そんなこともあっての急遽なスピンオフ企画。

当日はいろいろ起こりました。
数年前まで電動車いすで乗れていたのに、今回は車いすの大きさが規制にひっかかる。
歩行に困難がある人に「もし乗っているときに災害等のアクシデントがあったら救出が厳しいのでこちらには乗れません。」
持ち物をすべてここに置いてほしいので、白杖も置いていってほしい。
(首にカラーを巻いてる)「すいませんが、首が悪いと思われる方は・・・」「外したらOK?」「はい」

なぜこういうことが起こるのか・・障害者や差別についての研修はどうなのか。事故や怪我があった場合に施設者(遊園地側)ばかりが責められるところからこうなっているのか。

最後に、外国の場合は自己責任。
ハンディキャップに対し、乗り物の座席に着くまでのフォローはスタッフがします。
しかし乗ってからのことは一般ユーザーと同じでなにかあった場合も自己責任。乗るかどうかはあなたが決めてください。

まあまあとはいえ、まちなかメンバーでこんな普通のレジャーをするのは新鮮で楽しかったですね。

ハリーポッター城。
詳しくは書きませんが、ジェットコースターには乗れないが城のなかを観たい。
ええっと、ジェットコースターの入り口までエレベーターだから城のなかは観られないです。
城のなかを観たい場合は階段を歩くしかないです。
・・あれっ?他にもルートあったはずですが?

ありました!うちの息子たちも身長制限でジェットコースターに乗れないので、一緒に城のなかを観ることを初めて出来ました。

でも感じたことは、USJの課題でもある、日本のテーマパークの課題でもあるけれど、日本人の課題であることが一番根底にあるんじゃないかな。親切なんだけど冷たい。個々の気持ちはあるけれど接客で出せない。偏見や差別はないと思っているが文化の違う人たちに対する視野が広くない。

難しいな、だけど世の良識は刻々と変わってきている。
とはいえ、まちなかメンバーでこんな普通のレジャーをするのは新鮮で楽しかったですね。

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更新情報のテスト

中之島~淀屋橋編 まちなか被災シミュレーション2015. 08/17 (月)

■2015年8月16日(日)中之島~淀屋橋編
被災障害者救援基金 ゆめ風基金さんの20周年記念の一環としての開催。
今回のエリアは大阪の中心部、「中之島」
実はこのまちの防災計画、2009年につくられています。
東日本大震災以前だったので、ビルのガラスや壁の落下、火災を想定して、中之島の中州に避難することが避難マニュアルになっていました。
水害か火災かビルからの落下物による被害か・・・地下鉄淀屋橋駅からスタートし、どのような想定をして、どう行動するのか。

本通りである御堂筋を避け、裏道を使い、落下物に気をつけながら避難する。
災害による直接被害よりも人災、人の流れに巻き込まれることが一番怖い。 14242374_1094899187257243_7359026303608387864_o

梅田グランフロント まちなか被災シミュレーション2015. 07/31 (金)

今回は梅田グランフロントの大阪ガスさんの都市魅力室。社会のことを朝みんなで学習するうめきた朝ガクさんの夜イベントとして、まちなか被災シミュレーション特別編。
私たちスタッフと電動車イスや盲導犬を使われているゲスト。そして総勢40名のみなさまと<他者目線>で都心高層商業ビルを歩きました。
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意匠(デザイン)と機能性や車イストイレ・・スペースの設け方で足に麻痺がある人にはたいへん使いづらいカタチになっている。避難経路が中で働く社員でないとわかりづらい。
いろんな気づきと施設内の配慮などあらためて勉強になりました。

下の写真は天才ファシリテーター(小学校5年生)の活躍の図を紹介しました。
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障がい当事者が抱える移動と情報の制約と心構え。
こどもや親子連れからの視点。
社会人の感覚。

今回は福祉側ではない業種の人たちと一緒に開催し、まちなか被災シミュレーションが持ついろんな可能性を実感しました。
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いろんな人たちが一同に集まり、フラットな関係性のなかから福祉教育や災害・まちづくり、人のつながりを学びあえる「まちなか被災シミュレーション」
ホントの災害時に、みなさんが少しだけでも他者の事情に理解を示してくれたらいいな。

次回は2015.8/16.中之島界隈で開催します。

伝説の梅田地下街回 まちなか被災シミュレーション2015. 02/13 (金)

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■2015年2月11日、Ver.8(特別編)「梅田地下街」
60名弱の参加者が集まった梅田地下街編。
車いす、盲導犬を連れている、ストレッチャー、小さなこども連れ、自閉症、妊婦、二日酔い等それぞれ事情を抱えているみなさん。それぞれ4つの班に分かれて、地下街で買い物中に災害発災。
1時間でできるアクションをということでしたが、避難情報が皆無なことや地上に上がる困難さ、人の多さにみんな正直、思考停止しました。
予想はしていたものの、地下街で生き延びるのは本当に大変と実感!
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地下街で困難なのは<移動困難>である電動車いすユーザーだけだと本人たちも主催者も思っていた。
しかし、最初にあきらめます・・・・と言ったのは、パニック障害を持つ息子さんと参加された親子連れ。
「これだけ人が右往左往、錯綜しているなかで私たちはふたりで抱き合って座り込んで、あきらめます。」
次に盲導犬と参加された女性。
「盲導犬もこの混乱のなかで正しい移動が出来なくなります。この子と立ちつくしてあきらめます。」
<移動困難>だけではなく、<状況判断の困難>や<情報収集の困難>もありえることを改めて実感。
また障害当事者も自分だけが<困難>なのではなく、いろんな人それぞれに<困難>があることを気づかされた回となりました。
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